特集は没後1年を迎える陳舜臣さんの「神戸の作家」としての部分に
焦点を当てました。昭和30年代、推理作家として活躍された頃を中心に
陳さんの著作を今一度振り返っていただく良い機会になると思います。
【特集】神戸の作家としての陳舜臣
・巻頭言 平野義昌
・陳舜臣のミステリ 神戸の今昔 千鳥足純生
・陳舜臣が描いた故郷 海岸通界隈の戦前と戦後 辻 信一
・親族に聞く 素顔の陳舜臣 陳介臣さん/陳友_さん
・活字のごちそうー陳舜臣と光村利藻 中島俊郎
・世界市民を志向した 陳舜臣の言語世界
・生涯神戸に暮らす 陳舜臣の引っ越し歴
【連載/その他ラインナップ】
それでも『町には本屋さんが必要です』(と言いたい)…
町本会以降の本屋さん 空犬太郎
旅先の本屋さん _田 郁
『海の本屋のはなし 海文堂書店の記憶と記録』を出版して 平野義昌
馴染みかけの町へ [2 台湾編] 石橋毅史
パリ古本紀行 [ゴッホ村の古本屋] 林 哲夫
月刊佐藤純子 [新潟店番留守番号] 佐藤ジュンコ
新刊書店員日々あれこれ [「ミナペルホネン」から見える、本の住所のこと] 市岡陽子
まちと古本屋と [春日野道・勉強堂書店] 永田 收
続・映画屋日乗 [2 映画に新しいもの無し?] 内海知香子
もっと奥まで〜 [江戸川乱歩『人間椅子』] 平野義昌
編集後記
表紙:イシサカゴロウ