2006年古書愛好家へのアンケート、古本屋地・名簿など資料を加えた「神戸の古本力」という本が、みずのわ出版の編集で単行本となりました。
それから8年、今回の『ほんまに』では、「神戸の古本力」から時を経て、新しい古本屋さんの動きを中心に、今の「神戸の古本力」をお伝えします。古本屋さんの立場から現在の古書店を取り巻く状況を語っていただきました。
新鋭から中堅、ベテランまで幅広くお話しを伺っています。おまけで最新のMAPを掲載しています。神戸の古本屋さんたちの「力」をどうぞお読みください。
【特集】続・神戸の古本力
・巻頭言 平野義昌
・インディーズ古書店主座談会
・古書店店主に聞くーミドルエイジ編 清泉堂書店 倉地直樹
・古書店店主に聞くーベテラン編 やまだ書店 山田恒夫
・古書組合市場レポート
・「うみねこ」暗中模索 古書店を開店するまで 野村恒彦
・神戸文芸関係の古本探検沙 高橋輝次
・兵庫店古書店MAP
【連載/その他ラインナップ】
『あしたからの出版社』 合同フェアによせて 市岡陽子
『あしたからの出版社』未収録原稿 島田潤一郎
町本会ができるまで [第1回『本屋図鑑』と海文堂書店] 空犬太郎
「なんで神戸に?」 [東京からやってきて出版社を開きました]石井伸介
馴染みかけの町へ 石橋毅史
パリ古本紀行[死骸の値段ーサンシュルピスの青空古本市] 林哲夫
欧州ぐるっとグルメ本 [ビートン夫人に魅せられて] 中島俊郎
映画屋日乗 内海知香子
陣舜臣アジア文藝舘 陣立人
電車店長へべれけ対談
もっと奥まで〜[花房観音『楽園』] 平野義昌
編集後記
表紙:イシサカゴロウ