食品を複眼でみる 賢い消費者ほどねらわれる

近年、「食育」という言葉をよく新聞紙上やニュースで見かけます。文字通り「食に関する教育」ということでしょうが、基本となる定義がはっきりしているとは言えません。教育としての「食育」では、他の教科と基本的な矛盾がおきないような科学的な基礎知識を習得し、それにもとづいて情報を取捨選択できるような環境をつくることが必要になります。そのうえで、食品を選ぶ体験を重ねること、消費者自身が、目の前にある食品の本当の姿を知り、それを選ぶ「知識」と「姿勢」を養う力を身につけるがほんとうの「食育」であるといえます。



食品を複眼でみる 賢い消費者ほどねらわれる
文 磯部 晶策
2006年
四六版 248頁
ISBN 978-4-434-08259-7
販売価格 1,650円(税込)