近年、東アジアの海洋では海底油田、メタンハイドレードなどの海洋エネルギー資源や漁場を巡って経済発展著しいアジア諸国が衝突・対立をくり返しています。一方、その解決を海軍による「軍事力(ミリタリーシーパワー)」ではなく、「警察力(ポリスシーパワー)」によって図ろうとする動きも出てきています。日本のポリスシーパワーである海上保安庁の実情と可能性を探ります。